インプラントの医療費控除
インプラント診療は見た目の改善を主な目的とする矯正治療や審美歯科と異なり、また贅沢品というものでもありませんので、税務署へ確定申告をすることで還付金を受け取ることができます。
インプラントにかかった治療費は医療費控除の対象になります。
これは負担を軽減するために設けられた制度で、1年間に10万円以上支払った場合、所得税の一部が戻ってくるようになっています。ただし、上限額は200万円までと定められています。
一般的にはインプラントの治療にかかる費用は100万円から200万円が目安とされていますが、使用する素材によっては200万円を超えてしまう場合もありますので、医療費控除の金額を念頭において予算、治療計画をたてるといいでしょう。
そういったことから、インプラント診療を行った場合は忘れずに確定申告時に申請をおこなってください。
場合によってはかなりの控除額になる可能性もありますので、高額の治療費もそれほど気になるものではないと思えるでしょう。
控除額は所得額と医療費によって決定します。計算式は次の通りです。
医療費の総額 − 保険などで補填された額 − 所得額の5%もしくは10万円=控除額
また、通院に要した交通費も申告することができますので、インプラント治療での領収書と同じく、交通費として支払った金額のメモも必ず保管しておいてください。